【サイズミス2回】ジェイエムウエストンのサイズ選び!|3足目にして最高のフィッティングを手に入れた話

J.M.WESTONの180シグネチャーローファーといえば、フィッティングがシビア万力締め修行靴、などなどネガティヴなワードが並べられますが、この幾多の困難を乗り越えた先に待っているのは、第二の靴下、革の靴下とも言えるでしょうか。
まさにビスポークシューズのような履き心地を手に入れられるということです!


2回もサイズミスをし3足目にして最高のフィッティングを手に入れるまでの過程を記事にしました!

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目次

J.M.WESTONの180シグネチャーローファーとは

靴好きの方なら一度は聞いたことのある。
靴ブランド「J.M.WESTON
そして、ブランドの顔とも言える商品「180シグネチャーローファー


ジェイエムウエストンは、1891年にエドゥアール・ブランシャールによって創業されたフランスのシューズブランド。創業者の息子ユージェーヌがアメリカの靴製造に関心を示し、マサチューセッツ州ボストン近郊のウエストンでグッドイヤーウェルト製法を学んだことでブランドは大きく飛躍しました。1922年にはクルセル大通りにパリ1号店をオープン。ドイツ総選挙でナチス党が圧勝した1932年には、パリ・シャンゼリゼ通りにショップをオープンさせました。そのブティックは、当時のパリの名士が行き交う社交場として大いに賑わう。ジェイエムウエストンの中でも人気の高いUチップダービーシューズ「641 ゴルフ」や「705 サイドゴアブーツ」などの名作は、この時代に開発され、ブランドの代名詞である「180 シグニチャーローファー」は、第2次世界大戦後に誕生しました。

「180 シグニチャーローファー」は、ジェイエムウエストンのアイコンシューズ。1946年に誕生したこのローファーは、当時他にはない独自のシルエットで一世を風靡。スタイルや時代に捕らわれない履きこなしを可能にし、人々に個性を表現する自由を与えました。

「180 シグニチャーローファー」は、200以上の試作モデルを経て試行錯誤の末生み出された一足。使用されているラスト「#41」は、足の形に沿った快適かつ普遍的なシェイプを特徴とし、驚くことにこのラストと製法は、誕生から70年以上が経った現在のモデルでも変わらず採用されています。大統領や政治家、そしてレジスタンスな若者たちまでが履いた「180 シグニチャーローファー」は、フレンチトラッドのアイコンとして今や世界的に愛される存在となっています。

購入に至った経緯

私自身、革靴好きでもありウエストンのことは知っていました。
過去に何回かローファーを履いていたことがありましたが、どれも足に合わず、靴擦れを起こしたり、踵がスカスカ抜けたりと、ローファーに対しては良いイメージがありませんでした。
しかし、ウエストンのローファーは足長だけではなく、幅も6段階から選べ`ることを知って、「ウエストンのローファーなら自分の足に合ったものが見つかるかもしれない」と思い始めました。

ふと立ち寄ったBEAMSさんでウエストンのローファーが陳列されてたのが目に入ったので試着させていただきました。
踵をぐっと押し込んだ時に「プスッ」っと空気が抜けた瞬間のフィッティング感がたまりません。
しかし、ウエストンのローファーは万力締めの修行を経て最高のフィッティングを手に入れれると言うことを知っていたので、最初からちょうどいいサイズ感で選ぶと履いていくにつれ緩くなってくる恐れがあったので、その時は一旦検討しました。
ここからが、私とウエストンの長い戦いの始まりでした。

この時に試着したサイズが5Cになります。

足のサイズ詳細(ZOZOMATデータ)

ゾゾマットで計測した私の足のサイズ詳細はこちら

そして、ウエストンのサイズ詳細はこちら

この中でも特にウィズCが最も綺麗に見えると言われています。

サイズミス1回目

後日、伊勢丹メンズ館のウエストンコーナーにて再度試着をしました。
この時は、ローファーに合わせた薄手の靴下で試着をしました。
店員に選んでもらったサイズは4D
前回と1サイズも違うのか!」と驚きました。さすがウエストンフィッティング!

確かに薄手の靴下で、なおかつキツ目のフィッティングであれば、このくらいでちょうど良いかなと思いました。
足長はちょうど良かったので、念の為、ウィズを前後のサイズで試着しました。

4Cはさすがにキツすぎて一瞬で足が痺れました。
4Eは痺れたりキツさはなかったのですが、おそらく革が馴染んでくるとゆるくなりそうだなという感じでした。

やはり4Dの少しキツイくらいが革が馴染んでくることを想定すると一番良いかなと思いこちらのサイズを購入しました。

サイズ4Dを履いた結果

少しキツめで4Dを選んだものの、一瞬試着するだけと、数時間履いて歩くのでは足のキツさに雲泥の差がありました。
家から最寄り駅まで歩いた段階ですでに足の痺れが。。。
午後になると足も浮腫んできて靴の中は大変なことになりました。
痛みには慣れているほうなので、そのまま頑張って帰宅しました。足は悲鳴を上げていて、靴づれどころか、「骨逝ってないか?」と思うほど。
何やかんやで、そのまま修行期間が半年ほど経ちましたが、一向に馴染む気配がありませんでした。
試着する段階で、ただ突っ立てる状態のフィッティングと実際に歩いた時のフィッティングでは、やはりサイズ感が大きく違いました。



店舗で試着した際、新品の靴にシワを入れてはならないと思い、しっかり歩いてサイズを確認することを怠ってしまいました。。
それが1回目のサイズミスの要因となります。

試着するときは、遠慮せず歩いてサイズを確かめた方が良いですね!

サイズミス2回目

サイズ4Dを手放してからというもの、ウエストンのローファーのことばかり考えていました。。
自分にピッタリのサイズはやはり4Eなのではないか? と考えはじめました。
革が伸びると言っても、そこまで伸びはしないだとろうと思い、次は4Eを購入することを決めました
しかし、高い買い物ですのですぐに買い換えることはできずフリマアプリで状態がいいものを狙っていました。

ある日、私と同じようにサイズミスで2,3回履いたものを手放している人を発見!
速攻でポチりました。笑

GUのローファーと比較した写真

ついに、サイズ4Eの靴を手に入れることができました

4Eを履いた結果

届いた瞬間から痛みはなくピッタリ!というサイズ感でした。
これなら痛みを気にせず楽しめる!そう思っていた矢先、、悲劇が。

サイズ4Dの修行期間では傷まなかった箇所が痛くなってきました。

それはつま先です。

なぜ、つま先が痛くなってきたのか色々調べた結果、今まではビチビチに甲をホールドされていたためつま先はちょうど良い位置でとどまっていたものが、ウィズを1サイズ上げたことによりホールド力が弱まっていたのです。
そのため、つま先が少し動くようになったことで、先端に当たるようになったのが痛みの原因だと知りました。

調べたところによると、足幅は革が馴染むことによって多少伸びるが、足長に関しては馴染むという概念がないとのこと。

はい。詰みました。

つま先の痛みを我慢すると、後々骨に炎症が起きたり、歪みの原因になると言うことなので、それ以降この靴を履くことを諦めました。

これが2回目の失敗です。

足長に関しては革は伸びない(馴染まない)ことを覚えておこう!

ローファーにおいてホールド力が弱まると言うことは足先のズレや踵の抜けが生じる可能性があることを理解しておきましょう。

そして最高のフィッティングへ

サイズ4Eを手放してからと言うもの、SNSや紹介記事でウエストンを履いている人や紹介している人を見るたびに嫉妬していました。。(未練たらたらの恋愛かよ笑)
忘れようと思っても、どうしても忘れられず、気づいたら店舗で試着していました。

次は絶対に失敗できないと思い、店内を5分くらい歩き回り脱いでは履いて脱いでは履いて、、、

店員さんとも今までの経緯を話し、親身に相談に乗っていただきました。

そして悩みに悩み、選び抜いたサイズは、、

4.5Cです!

まさにこれが私にとって最高のフィッティングとなる一足になるとは。。

それでも最初は半年くらい修行期間はありましたが、3足目となると痛みには慣れたものです。
案外早く馴染んだなと言う感覚になりました。

今となっては革の靴下とも言わんばかりのフィッティング具合です。
何を履こうかなと思った時に真っ先に手が伸びる靴

それがJ.M.WESTONです。

フィッティングのまとめ

新品の状態では、つま先に少し余裕があるくらい。
甲は少しキツ目のホールド感。
これが私にとってベストな選択でした。

あと間違えていけないのは、4Cと4.5Cのウィズの実寸は同じではないと言うこと。

あくまで4の中のウィズ展開としてA~Fと選べるだけであり、4.5のウィズも同じ比率で大きくなっています。
よく言われているのが、4Dと4.5Cは大体同じくらいのサイズであるとのこと。

ローファーはシューレースがない分、甲と踵のフィッティングがかなり重要になってきます。
特にウエストンはどちらかのフィッティングが疎かになると致命的です。

また、ウィズが狭くなるにつれ踵周りも狭くなっていると感じました。
日本人は踵が小さいと言われているため、いかにウィズを攻めきれるかが重要になってきます。
もちろんヒヨるとミスります。笑

そしてつま先は少し動いても大丈夫なくらいのゆとりは欲しいところです。
ゆとりがありすぎてもダメです。歩いた時に指が曲がる部分と靴が屈曲する部分がずれてくるからです。
そこの見極めが一番大変かも。。

ここからは自論になりますが、ウエストンの靴に対して修行靴とか万力締めと言っているのは日本人だけなのかなと思います。
日本人は、稲作が栄えていたため、体の作りもそれに順応して、足幅が広く踵が小さくなったと言われています。(前傾姿勢だから?)
そのため、足幅に合わせると踵がスカスカになり、踵に合わせると甲がぎちぎちになります。
逆に言うとフランス人のような足幅が狭く、踵もしっかりしているような足形の人にはピッタリなんだと思います。
無理して修行する必要はなく最初から気持ちのいいフィッティングができるのではないかと思います。

足のサイズを測る際に足長と幅を測るのが基本ですが、今一度自分の踵の大きさや指の長さなど、普段は計測しない箇所も考慮して靴選びを行うのがフィッティングで重要になってくるのではないかと思います。

その例として、日本で売っている靴は足幅がめちゃくちゃ広かったりして万人受けを狙っている感じが見えますよね。大は小を兼ねると言いますし、、

それに対しウエストンはウィズを細かく選択できるため魅力的ではありますよね。
そのようなサイズ展開をしている靴が増えてきてくれると嬉しいのですが、、

ちなみに私は純正のシューツリーを購入しました。
唯一無二といった形で、まさに41ラストのままです!
シューツリーも足長の他にウィズも2種類から選ぶことができます。
私は、4.5Cのローファーに対して、シューツリーは4のウィズは広めの方を選択しました。
サイズ感は写真の通りピッタリでございます笑

最後に

最後までご覧いただきありがとうございます!
ウエストンのサイズ選びで悩んでいる方の参考になれたら嬉しいです。

今後は、ウエストンの経年変化やフィッティング記録、魅力について記事にしていきたいと思います。
では、また次の記事でお会いしましょう!

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